直線上に配置
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ムーラダーラ
対応色 赤

第一のチャクラは、ベ一スチャクラ、または根のチャクラと呼ばれているが、ちょうど脊椎の底部に位置していて、私達の肉体の次元の理解を支配しているチャクラである。

これは地に足をつけるためのチャクラでもあり、私達を地上に落ち着かせ、両足をしっかり地につけさせるチャクラである。これは大変実利的で、ウルトラ現実的な、”生き残り”の為のチャクラで戦うか逃げるか反射的に、私達はこのチャクラで態度を決める。

このチャクラは副腎と対応しており、腎臓、脊権の機能を支配している。

このチャクラの色は赤である。

インドのヒンズー教の聖者は、「このべ一スチャクラは人間の意志のエネルギーの通路であり、人間のシステム全体がこのチャクラによって支えられ、バランスを保っている」と主張している。

このチャクラは不安が住みつく場所でもあり、生存の欲求、所有欲、物質主義などが巣食う所でもある。危険にさらされると、私違はこのチャクラを通して恐怖や怒りを感じる。そのために、このチャクラはまたの名を“生き残りのチャクラ”とも言う。

このことから、なかなか興味深い変化が生じている。根のチャクラは、地上に根をおろしているので、基本的には非常に安定している。しかし、進化のプロセスでさまざまな条件をくっつけてきた人間の心は、脅威を感じると警戒信号を発して副腎がアドレナリンを分泌し始めることを学んだのである。

人間のいない場所で生活している動物は、人間に出会っても怖がらないそうである。

今でもまだ、野生の動物は追われている時しか、自分達を食糧にしている動物に反応を示さないそうである。それ以外の時は、お互いに平和に、相当の距離を置いて仲よく共存している。

人間が始めて狩りをして動物の肉を食べるようになった時、内分泌腺と安全のチャクラの関係が、ゆがんだ形で発違し始めたのだろうか ? いったい、いつ頃から人間は人間を恐れるようになったのだろう ?

チャクラの使い方が段々上手になってくると、この分野を探求するのも、なかなかおもしろいものである。それに、私達が感じている基本的な不安感を説明するのに役立つかもしれない。