マニピューラ |
対応色 黄色 |
☆第三のチャクラは太陽神経叢に位置している。分泌腺は膵臓と対応しており、肝臓、胃胆のう脾臓、それに神経組織の一部の働きを支配している。
このチャクラは感情と個人の権力問題のはけ口である。色は黄色である。
人のオーラを見ることができる人に言わせると、自分の子供とか愛している人々に強い執着を持っている人は、だいたい第三のチャクラから何かが洩れているそうだ。
黄色のものがそのチャクラからあふれ出して、愛する人に対する心配や所有欲や物欲などを体験している、その人のエネルギーを放出しているのだ。
これは子供のことを心配するな、と言っているわけではない。
ただ、子供の幸せのために心配するべきであって、自己満足のために心配すべきでない、と言っているのである。
この第三のチャクラは、他のチャクラに比べると、ずっと問題の多いチャクラである。
これは、このチャクラが感情の座だからである。感情のバランスが崩れると、胃潰瘍や消化不良を起こし、肝臓、膵臓、脾臓、などが悪くなる。
肯定的なエネルギーと否定的なエネルギーの極は、この太陽神経叢に位置しているが、この二つのバランスがとれていれば、二つの極は、つまり、肯定(ポジティブ、男性的、陽)と否定(ネガティブ、女性的、陰)が完全に調和がとれているということである。
私達が太陽神経叢の前つまり胃の前のあたりで腕組みする時は、自分を守る姿勢をとり、このバランスをくずす恐れのあるエネルギーを避けている。
別の言い方をすれば、腕を組んで自分の感情が傷つけられないように守っているのだ。
私達は、感情が激してくると、そのつもりがなくても、ほとんど自動的に泣き始める。
涙がこみあげてきた時になるがままにまかせていると、次にむせび泣きを始める。
むせび泣くという行為は、太陽神経叢をやさしく、時には激しくマッサージする効果を持つ、思いきり激しくすすり泣くと太陽神経叢はやさしく抱きしめられたようになってリラックスし、それまでたまりにたまった感情を解放してゆく。思いきり泣くと、太陽神経叢にある第三のチャクラがバランスを回復し、つもりつもった感情の重荷から自由になる。
すすり泣いてもまだ足りないと、時々、吐くこともある。吐くという行為は、横隔膜の筋肉を活性化させる。横隔膜自体は傘の形をした筋肉で、下の三つのチャクラと上の四つの チャクラを分けている。吐くと感情的な重荷の原因になっているものを取り除くことができる。だから泣いたり吐いたりした後、私達はあんなにすがすがしく、うっとりした気持ちになれるのだ。これこそ、体がこれ以上の感情の重荷には耐えられないという時の防御システムなのである。